シン・エヴァンゲリオン劇場版
「エヴァンゲリオン」という言葉を昔からよく聞いていたが、何も知らなかったので教養だと思い、4~5年前に序破Qを見始めました。
その後、旧劇までしっかり見て、エヴァンゲリオンが好きになりました。
そんな折、シン・エヴァンゲリオン劇場版が映画で放映され、めずらしく映画館に映画を見に行きました。
人生で初めて2回映画館に行き、同じ映画を見ました。当時、それくらい好きな映画でした。
当時エヴァンゲリオンの何が好きだったかを今思い返すと、あの独特の訳分らん感じでした。
「人類補完計画」「ネブカドネザルの鍵」「マイナス宇宙」とか意味の分からない言葉が連発されて、「何それ何それ」って感じで、
完全には理解できないが、じんわり話が進んでいく感じが好きでした。
そして最近、久しぶりに新劇シリーズを見返してみました。やはり面白かったのですが、見方が以前とはかなり変化しました。
碇シンジの挫折・立ち直りが今の自分に刺さりました。
何やってもうまくいかない、自分にできることをやってみても裏目に出る、それが繰り返されて、何も信じることができない、誰とも関わりたくない、そんな気持ちを最近僕も感じます。
人生でこんなに他の人と関わりたくない、自分に自信がないのは、僕史上今が最大です。
だからこそ碇シンジの心情がよくわかり、そこが印象的でした。
ラストでシンジとマリが結ばれるのも、すごく納得でした。
マリのように包容力があって、真っ直ぐずっとこっちを見続けてくれる人が、今の僕にもいてほしいなと強く思いました。
「いじけていたってなにも楽しいことないよ」「君がどこにいても必ず迎えに行く、だから絶対に待ってなよ」とか響く言葉がたくさんありました。
自分も前を向いて生きていかないといけないんだなと思いました。