PERFECT DAYS

東京の公衆トイレ掃除を仕事にしている主人公の毎日を描く映画。
毎日やることは同じで、生活は完全にルーティンになっている。
休みの日もやることはいつも同じ。
しかし、日常の些細な出来事に主人公は喜びを感じており、充実した毎日を送っているようである。

僕は毎日変化を求めるタイプの人間なので、このような日々ならば飽き飽きとしてしまうだろう。
ただ、主人公の心の在り方はうらやましく感じた。
仕事が忙しくなると、やることが仕事ばっかりのように感じて、いつも辛く感じてしまう。
しかし毎日の仕事は、完全に同じわけではなく、日々少しずつ違うはず。
そうした違いを繊細に感じ取り、日々を楽しみたい。

映画としての特徴は、主人公(役所広司)のセリフが極めて少ない点である。
なかなかしゃべらない。
主人公の生家は恐らく金持ちだが、現在は安いアパートに住み、トイレ掃除を行っている。
その少し変人っぷりが良い。
誰とも話さないのではなく、特定の登場人物(姪(中野有紗)など)とは普通に会話を行う。
そこに主人公の職人気質・真面目さが何となく表れており、面白かった。

トイレ掃除の後、手を触るのを嫌がられるシーンがある。
他にも、トイレ掃除人が社会的に少し蔑まれているような描写がいくつかある。
そんな仕事でも主人公の真面目さが「日本の仕事人」って感じでとてもかっこよかった。

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